かつての塾の大先輩が九州で学習塾を経営されています。
その方のブログが本当に面白くて勉強になるので欠かさず読んでいます。
最近読んだブログで「今学習塾に求められること」というタイトルの回。「成績アップ」や「志望校合格」はもちろんですが、それと合わせて「彼らとごくごく普通の他愛のない会話をすること」というのを書かれていました。
引用すると
生徒たちにとって,明らかに減少しているのが「大人との会話」である。
(中略)
何かの問いかけをして,噛み合った会話ができない生徒も増えている。
とのこと。
今日まさにそんな事件がありました。
小学5年生の女の子が自分の座席でコーヒーを飲んでいて、誤って床にコップをひっくり返してしまいました。
もちろん床もビシャビシャですが、その子のズボンにもしっかりコーヒーがかかってしまいました。
もちろん僕もその程度で怒ったりはしませんので、「大丈夫?モップ持ってくるわ」と言ってモップを取りに行く。その間その子は自分のズボンを僕の用意したタオルでずっと拭きながら「最悪や~」を連呼。僕がモップで床を拭いている間もずっと。
それで「先生は別に怒ってはいないけど、不注意で床を汚してしまったら、自分のことの前にまず『ごめんなさい』じゃないのかな。」と話しました。その子もすぐハッとしたように「ごめんなさい」と言ってくれましたが、まさにこれが先輩の言っている「嚙み合った会話ができていない」ってことなのかな、と思いました。
悪いことをしたら申し訳なさそうにするはずだ。そうじゃないなら反省をしていない。というのは実は大人の思い込みなのかもしれません。単に「どうしたらいいのか分かっていない」だけなのかもしれません。
そんなことをついさっき、歩くとベチャベチャする床を歩きながら考えていました。
・・・こんなにベチャベチャするのってシロップ入れすぎやろ・・。明日「シロップ入れすぎちゃうかw」という話をしてやろう(笑)