久しぶりのブログです!サボりまくってすいません!
そんなにチェックしていただいてるのかわかりませんが(笑)
さて、今日は夏休みの学校の宿題についてです。
はるのきでは、夏期講習も学びホーダイで行っております。
定額で何時間利用してもいいんですね。
1日9時間で23日の日程ですから、最大207時間利用できる!!
ま、さすがにそこまではいないんですが、学校の宿題をする時間を取ってもいいですよー、というルールでやっております。
ですので、教室で学校の宿題をやっている子がチラホラ。
(夏休み序盤だと、ときどき全員学校の宿題をやってて、僕が何もすることがないときもあるほどw)
夏休みの宿題をやっている様子を見て気づいたことのお話です。
次の写真を見てください。
実際の生徒さんの宿題を僕が再現して書いた、AB二つのパターンを見てください。
どちらも社会は40点だとすると、どっちの宿題の取り組み方が「良い」と思いますか?
少し情報を入れると、Aのほうは教科書を見て調べながら全部書いて〇になってます。
Bのほうは自力で解いて、×ばっかり、という状況です。
私は圧倒的にBのほうが「良い」取り組み方であるとであると思います。
「頑張って調べてやるほうがいいんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でもただ調べただけだと、覚えたわけではありません。
なのに頑張った(時間をかけた)ので、勉強した気になります。
ところが全部〇になるので、「自分がどれを覚えてないか」が分かりません。
結果覚える努力をせずに次のページに進んでしまいます。
だから時間をかけた割に、学習効果はとっても低いのです。
かたやBのほうはさっさと×にして、間違ったところを覚える努力をするほうに時間をかけることができます。
もちろん学校の宿題なので、提出すればそれでいい、という子もいますが、それならAのように時間をかけて調べて、調べたところを覚える努力をしなければ結局同じです。
同じなら時間をかけないほうがいいと思いませんか。
Aのやり方で得をする人はいませんからね。
ちなみにBの間違え方ですが、「アパラチア山脈」が正解のところを「アンデス山脈」と答えています。
間違えることは勉強にとってはかなり重要です。
このときに「アパラチア山脈」と「アンデス山脈」を同時に学習することで、場所の違いなども同時に頭に入れることができます。
間違えたからこそ、できる学習の広がりです。
ですからBの人も、本当は空欄だらけじゃなくて、何かしら思いついたことを書いておいてほしい、という指導はします。
いかがでしょうか?
学校の先生や親の目から見て、Bの宿題って「この子、本気で取り組んだんか?」となりそうですが、そもそも社会40点の生徒さんがAのような全問正解を連発している時点で、僕だったら指導を入れます。
私の時代にはBのような宿題の提出をすると「ホンマにちゃんと考えたんか」という感じで、叱られることもありました。
しかし、「なぜ」そうするか、「なぜ」そうなっているかを考えれば、Bのような宿題は至極自然なことなんです。
英語・数学が30点以下なら、ほとんど空欄になるのは当たり前です。
それを「きちんと埋めてこい」という指導は、何も考えずに答えをうつして丸付けをして提出する生徒を量産するだけだと思います。
いまだにそんな古い指導をしている先生がいたら、ぜひこのブログを読んでほしいと思います。
先生も考え方を常にアップデートすべきだと思っています。