今日は完全に私事(わたくしごと)を書きます。
私にはHPの自己紹介にも載せている3歳になる息子がおります。
この春から年少さんで、森のようちえん、みたいなのに通っています。(名前出していいか分からないのでとりあえず伏せておきます。)
そこは園舎もないし、給食もない。
森(公園ですが)で子どもたち中心に活動をする。
先生(と呼ばないけど)は2名で子どもが約20名。
雨が降っても外!弁当は土管の中で食べる!
みたいなところですw
まあまあ変わってるところです。
実はその息子が2か月ほど登園拒否みたいな状態になっていて、ちゃんと出席できない状況が続いていました。
皆さんだったらどうします?
妻と私は「息子が行きたいと言うまで待つ」という結論を下しました。
先生(と呼ばないけど)からは「この子は本当は来たがっている。親の問題。」と言われていました。
(家庭訪問でたっぷりお話してくれました。)
そんな感じだったので、とりあえずみんなが活動している公園に行って、妻や私と一緒に過ごす、ということをやっていました。
彼らの活動を横目で見ながら遊んでいたのですが、息子はずっと気になっている様子で、徐々に彼らのほうに近づいていくんです。
そして突然彼らの輪の中に入っていくのです。
(それを受け入れてくれる、待っていてくれた彼ら、先生もすごいと思います。)
息子は「行きたくない」のではなかったのだと分かりました。
「行きたい」けどパパやママとバイバイするのは嫌。
「行きたい」と「行きたくない」の両方だったんです。(きっと)
コーチングにおいては「答えはクライアント(この場合は子どもです)の中にあるもの」と信じて接していきます。
ところが息子はまだ3歳で、自分の中にあるものを表現することは難しいですし、それを分けて考えることができないのは当然です。
だからこそ「本当はみんなの輪の中に入っていきたいはず」という部分を私たち親が信じてあげないといけないんだと思います。
そうして息子は通えるようになってきています。
今朝は僕が送ってきたのですが、お別れのときは「バイバイしない!」と言って大泣きしていましたが、みんなのところに行ったら自分から「パパとバイバイする!」と言い出しました。
実際バイバイして角を曲がる前には泣き声がやんでました。
本当に親の問題だったのだと思います。
この仕事をしていると「うちの子は本当に勉強に対してやる気がない」ということを耳にします。
ぜひお子さんのやる気を信じてみてください。
やる気はあるけどどうしていいか分からない。
やる気がないと決めつけられて拗(す)ねている。
やる気を見せるのをカッコ悪いと考えている。
いろんな理由でやる気が親の目には映らないだけです。
「うちの子も本当はやる気がある」けど、「何かが邪魔をしている」。
その邪魔をしているものを一緒に探しましょう。
本来勉強ができるほうがみんなうれしいんです。
お前はできない、と言われるとみんな傷ついてしまいます。
コーチングの第一歩は「クライアントを信じること」から始まります。
息子はそれを私に教えてくれたんだと思っています。