今日は生徒と話していた内容になります。
タイトル通りですが、「分かりやすい授業」「分かりやすい先生」ってどんなのでしょう?
解説の分かりやすさって、実は限界があります。
なぜなら正しい解き方(一つとは限りませんが)、というのがあるからです。
もちろん学校では習わないようなテクニックも存在しますが、そんなのは今の時代、ググってしまえば誰でも見つけることができます。
でも「この先生は分かりやすい授業をするなぁ」とか、だれでも思ったことがあるはずです。
ズバリ言います。
分かりやすい授業をする先生は「インプット」と「アウトプット」を繰り返すように授業を組み立てています。
「インプット」とは「入力」という意味で、ここでは説明を聞いて頭に情報が入ってくる状態をイメージしてもらえばいいんじゃないでしょうか?
「アウトプット」は逆に「出力」という意味で、ここでは頭の中の情報を使って何かしら表現する(外に出す)、と考えてください。
具体的にしていきます。
「ここはこうなって、こうなって、こうなるから、こうなるんだよ。」という順序通りに説明しているだけだと、生徒は常に話を聞いているだけです。「インプット」はできていても「アウトプット」はできていません。
つまり分かりにくい授業になっています。
逆に「これはこういう意味だよ。じゃあここはどうなる?・・・(ここで間を空ける)・・・」想像できますか?
ひたすら説明するのではなく、生徒自身に考える時間を与える、というのがここでのポイントです。
生徒が「えっと…〇〇〇ってなるのかな?」と考えたくらいで先生は「〇〇〇ってなるよね?じゃあ今度、ここはどうなりそう?・・・(ここで間を空ける)・・・」みたいに続けます。
生徒が参加するタイミングを作っているんですね。
生徒自身が考えているというのも立派な「アウトプット」と言えるでしょう。
ここに問題演習という「アウトプット」が入ってくればバッチリできるようになります。
学習は「インプット」と「アウトプット」のバランス。
「インプット」は「わかる」を作り、「アウトプット」は「できる」を作ります。
この辺りを意識して授業をしている先生は分かりやすい授業をされていると思います。
ちなみにはるのきはタブレットを使って映像授業を使用しています。
映像授業は何となくぼーっと聞いている(「インプット」だけやっている)と、全く成績は上がりません。
「止める」「戻す」「速度を変える」などの使い方ができるので、例えば一旦止めて考える時間を取る、という「アウトプット」を自分のタイミングで自分の必要なだけできます。
そこまで使いこなせるなら映像授業は最強の先生にもなりうると思います。
だからぼーっと映像を見ているだけの生徒さんには人間(僕のことですw)が使い方の指導もしているのです。