とってもお久しぶりのブログです。
現在はるのきは夏期講習の真っ只中。
生徒の皆さんの勉強のしかたも含め、じっくりと見させていただいております。
そんな中、ある生徒さんが問題演習をしていて、〇付けをして、正しい答えを書かずに次に進んでいました。
そこで「ここ(間違ってる問題)の正しい答えって分かる?」と聞いてみると「・・・。」という状況でした。
書いてないのは百歩譲ってよしとしましょう。
ただ、正しい答えが分からない状態で放置しているのはとってもよくないです。当たり前ですが。
でもそういう生徒さんも実際にたくさんいるんです。本当に勉強のしかたが分かっていない人が。
ということでタイトル回収します。
「勉強ができるようになる」とはどういうことか。
これについては以前ブログでも少し触れましたが「×だった問題を〇にする」というのが原則です。
例えば、間違った問題があって、〇付けをして、正しい答えを認識したその3秒後に同じ問題を解いたらきっとみんな〇になると思います。当たり前と言えば当たり前です。
つまりこの段階では「×が〇になっている」んですね。
ところが正しい答えを確認した、ってだけだと、凄まじいスピードで忘れていきます。
ですから10分後にもう一回やると×になったりします。
ここがこの話のポイントです。
一旦〇になったものをどうやっていつまで維持するか、というところが勉強の本質的なテーマだということです。
間違った問題の解答を見ただけではすぐ忘れるので、くり返し書くとか、頭の中で何度も唱えるとかをやるわけです。これで維持する時間が延びる。
本当にいいのは「なぜ」そうなったのかをしっかり考えることです。理屈なくとにかく覚えるより、時間はかかりますが〇の状態を維持する効果は抜群です。
学校で単語テストがあったとします。するとその授業前の休み時間に必死で勉強して乗り切っちゃう要領のよさそうな生徒さん。周りにもいませんでしたか?
これって10分後の単語テストの時間まで覚えておけばいい、という感覚での詰め込みなんですね。
ですから数日後には忘れちゃう。定期テストでは覚えてない、という憂き目にあうわけです。
本当に要領のいい生徒さんはそこで詰め込みをしたとしても、あとからもう一回確認して、持続する時間を延ばしているのです。
伝わりましたでしょうか。
勉強法は世の中に様々ありますが、この部分に関しては普遍的だと思っております。
こうした考え方をなるべく早いうちに身につけてもらいたいと思っております。