ご無沙汰気味のブログとなりますw
夏期講習も本日で4日目。
夜は超満員を予定しておりますので、僕も気合を入れて頑張ります♪
さて今日は勉強のしかたについて、この夏期講習中に生徒たちに伝えているお話です。
新しく入った生徒さんのノートやテキストを見ていると気になることがたくさんあります。
途中の計算を書いてない。
途中の計算を書いたのに消してから〇つけに入る。(小学生に多い)
別のノートに途中計算を書くときに問題番号を書いていない。
自分の間違った解答を消して赤ペンで正答を書く。
図形の体積や面積の問題を間違って、正しい計算式は赤で書いているけど、図には書き込みがない。(なぜその計算式になるかを考えた跡が見えない。)
これらはすべて勉強のしかたとしてはちょっとずれているなぁと言わざるを得ないものになります。
特に自分の解答を消してしまったり、正答で隠してしまったり、そもそも書いてなかったりというのがやっかいです。
ここが今日のテーマとなります。
一つの問題を解くのに10個の工程(プロセス)があったとします。
(例えば①計算の順序②累乗の符号③項を見極める・・・などで10プロセスあるとする)
ほとんどの場合、10個のプロセスのうち7とか8とかはみんな分かってます。(0個なら最初から学ばないといけない問題だということです。)
7とか8とか分かっているなら残りの2とか3とかを勉強すればよい、ということになります。
ところが自分の解答を消したり、隠したり、書いてなかったりした場合、正答の10個のプロセスを全て頭に入れるような勉強をせざるを得なくなります。
1問に対して、2,3個のことを勉強するか、10個のことを勉強するか。
どちらが効率よく勉強できるか、考えるまでもありません。
このできているところは残して間違ったところだけを修正する考え方が「アップデートする」、ということだと思います。
Ver.2.0とかVer2.1みたいなアップデートです。
これに対して10個全部やり直すのはシステムそのものを交換しちゃうようなもので、とっても大変です。
この夏新しく入ってきた生徒さんたちは「結構ちゃんと勉強してる(時間的に)のに、なぜか成績が伸びない」みたいな悩みの子が複数いました。
その子たちの勉強のしかたを見ていて今日の投稿の内容に気づいて「なるほどな」と納得していたわけです。
勉強はやり方を間違えると、「やっても伸びない」という状況になります。
「やっても伸びない」はやる気を奪います。
そこで「やる気を出せ」はむしろ逆効果です。
もともとやる気で頑張っても駄目だったという認識をアップデートしなければ、もう一度やる気にはなりません。
ですから「やっても伸びなかった」原因を見つけてあげて、本人が納得するのが第一歩です。
「正しいやり方をすればできるようになるかも!」という実感を少しずつ積み重ねる。
結果「やる気が出る」だと思います。
そんなお話でした。
アップデートって何かかっこいいですね(笑)