オンライン授業をやっていますが、ビデオ会議システムみたいなものを使って授業をしているのですが、ときどき映像を切って勉強している子がいます。
使っているPCの問題で、塾の学習システムとビデオ会議を同時に使えない人もいるし、どうしても部屋を映したくない女の子もいます。
すると学習システムの管理画面と、1つの単元が終わるごとに生徒さんからラインなどで連絡がくるのですが、それを私が「待つ」状況になります。
中には長い時間音沙汰ない生徒さんも出てきますw
「何してたん?」と聞くと「めっちゃ悩んでました(-_-;)」という回答。
私がよく教室でも伝えていたことなんですが、「5分間手を止めるのはやめなさい」というのを改めて伝えました。
あーでもない、こーでもない、と、いろいろな解き方を試したり、計算のやり直しをしたりで、手が動いているなら何分かけて考えてもいいです。
でも腕組みでもして「うーん」と5分間お地蔵さんになっているようなら、さっさと質問してきてくださいw
もしくは映像授業をもう一回見てみる、とかテキストの解説を見てみる、とか。
考えているとすごく勉強した気にはなるのですが、実際はあまりいい結果にはつながりません。
その割に頭を使った気になっているので、勉強したなぁという変な達成感すら生まれてしまいます。
「わかる」ためには頭を使うのも必要です。
でも「できる」ためには手を動かす。つまり「練習」が必要なのです。
勉強が苦手な生徒さんはよく「わからん」と言って手を止めます。
得意な生徒さんは手がすごいスピードで動いています。
「わからん」と言って手を止めている生徒さんは「間違ったらいけない」と思っている生徒さんが多いです。
断言しますが「間違うことが勉強のスタートライン」です。
「なぜ間違ったのか」「どうしたら次はできるか」を考えるときに成長していきます。
間違いもせずに勉強ができるようになることはありません。
大事なのは間違ったあとの行動です。
勉強の質に差があったとしても、とにかくたくさん手を動かすほうが当然結果が出てきます。
それを実感するとさらに手を早く動かすので、そういった生徒さんと、手が止まっている生徒さんとでは、どんどん差が大きくなっていくのです。
勉強は手でする、という表現は誤解を生むかもしれませんが、「行動」こそが勉強であると私は思います。