入塾当初から計算ミスが多い2年生の男子がいます。
普段からミスが多いから気を付けようというのは伝えていますが、やはりまだまだ多いです。
点数としては1年生のころ平均点前後くらいは取れています。
習い事も忙しく、春休みも仲の良い一緒に通っている友達より通える日は少なかったです。
(一緒に通っている友達は以前書いたSくんです。数学が苦手で半分以下でしたが、春休みにぐんぐん伸びて50点以上は確実と思っていてなんとか70点にしたいと私が考えている子です)
ですからその分進み具合としては早くなくて、友達が3つめの単元が終わって補強をしているところで、彼は2つめの単元の終わりかけ、というところでした。
昨日の授業中もやはり計算ミスが多かったので、計算ミスをなくすためにやる練習を指示してみました。
春休みにはすごくやる気を見せてくれていた子だったのですが、昨日は「そんなんやってたら間に合わんのとちゃうんかな?」みたいなことをつぶやいてました。
あ、これは「焦り」だな。とすぐに気づきました。が、「本気で指示してることやからやって」と言ってその場ではとにかくやってもらいました。
授業が終わって彼のところに行き、「焦ってるんやんな。」と言いました。
彼は僕の目を見ながら少し涙ぐんだように見えました。
ここからは僕の想像まじりですが、彼は春休みに入る前の面談で目標は70点と言ってました。でももっと上が取れるはずやで、と僕は伝えてました。なので僕の中では90点取れる準備をして80点は取らせたい、という裏目標を設定してました。
そんな彼の友達がもうすぐ70点行けるんじゃないか?みたいなことを僕に言われてるんです。
焦るはずです。だってその友達は自分より点数が低かったはずだからです。
僕の中では彼は70点なんか取れるにきまってると思っていて、その上を目指していたので、計算ミスで10点近いロスをされたくなかったんですね。
でもそれを伝えてあげられていない自分を反省しました。
なのでその部分を伝えました。
きっと彼もしっかり受け止めてくれたと思います。
ミスが減れば彼は80点以上は取ってくるはずです。(90点取らせたいんですけどねw)
僕も毎日いっぱい反省してます。
子どもたちの真摯な思いに気づけないこともあります。
でもそのときにちゃんと正直に子どもたちに話したら、ちゃんと答えてくれてる、と感じます。(勘違いじゃないと思いたい)
ちなみに彼に昨日「目標なんぼやった?」と聞いたらしれっと「80点です」って言ってました(笑)
彼の向上心からくる焦り・悔しさだったんだと思います。
これが出だしたら彼はもう自分でぐんぐん伸びていくと思います。
だからやっぱり彼には90点を取らせたいですね(笑)
僕の勝手な期待ですから直接は伝えませんが、きっとこれを彼のお母さんが読むことも想定して書いてる(笑)