ブログさぼりまくっております。
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(いないか・・w)
さて、今日はまずみなさんに問題を・・
「まだわかってない数をあらわす文字をふくむ等式を何という?」
さあ考えてください!
多分中学1年生以上ならだれでも知ってます!
では正解を・・・
正解は「方程式」です。
答えられましたか?
昨日生徒たちに出した質問ですが、もちろん方程式は全員知っていましたが、これに答えられた生徒はいませんでした。
これはあるテキストに出ている方程式の説明です。
でももしこれを先生が「まだわかってない数をあらわす文字をふくむ等式を方程式っていうんだよ。覚えてねー」と言ったら。
多分それが塾ならつぶれます笑
ではどんな説明をするのか。
「ここに書いている『まだわかってない数をあらわす文字』っていうのはxとかのことね。等式っていうのは『=(イコール)』を含む式のことね。要するに方程式っていうのは「xみたいな文字と=がある式のことだよ」
みたいな説明になると思います。
でも多分これでも不十分です。
ですから授業であればホワイトボードに「2x+3=5」などと具体例を書いて、「こういうやつを方程式っていうんだよ」と説明するでしょう。
これが今日のタイトルである「要するに」と「具体的には」の一例です。
生徒さんがよくノートにまとめる勉強をしているのを見ますが、本当に
「まだわかってない数をあらわす文字をふくむ等式を方程式という」と書いています。
もうお気づきだと思いますが、それを書いても本人はチンプンカンプンのはずです。(全員がそうとは言いませんが、多くの生徒さんはそうなるでしょう)
だからテキストや教科書を「まるまる写す」勉強って、結構危険なんですよね。
そうではなくて、自分の言葉で「要するに」どういうことかを書いたほうがいいです。
数学であれば「具体的には」どういうことかを理解するために、実際の方程式を解いていくとよいでしょう。
そうしていく間に「2a+3=5」みたいな式に出会って、「あれ?aも方程式なんだ」と気づくわけです。
そこに気づいたら「xみたいな文字と=がある式を方程式という」という認識を「xとかaみたいな文字と=がある式を方程式という」という認識にアップデートすればよいのです。
こうやって理解が深まっていく、というのが実態なのでしょう。
今までの日本の勉強は「書く」ことが主体でした。
もちろん書くことも勉強になりますが、やみくもに書けばいいってものではありません。
いまだに英文を5回ほどノートに書いてこい、という宿題が出ているようですが、とにかく(何となく、とか、急いで、とかの状況で)書いたとしても、あまり身につかない気がしませんか。
でもそうした指導の結果、とにかく書いておけば「勉強をした」という事実が他者(主に親や先生などの大人)にはっきり伝わる、ということを学んでしまってるんですね。
難しく書きましたが、考えながら勉強するっていうのはこういうことを考えることだと思います。