最近Clubhouseというアプリがにわかに流行りましたね。
僕もここ2,3週間ちょこちょこ入ってます。
音声のみのSNSって感じですが、なかなか面白いです。
教室でひとりで作業してるときによくYouTubeを流してたんですが、映像があると手が止まっちゃう(生徒さんと同じですw)ので、ラジオがいいかなぁと思っていたのですが、そんなときにClubhouseに招待してもらいました。
音声だけでラジオ的だし、かなりいろんなルームがあるので、子育てや教育に関係するルームもだいたいの時間に開いてていいですね。
ときどき知ってる先生に出会うとスピーカー(話し手)のほうに入れられちゃうので完全に仕事がストップすることもあります(笑)
そんな中で昨日は東京都の麹町中学の校長先生だった工藤勇一先生のお話をClubhouseで聞くことができました。
麹町中では「宿題なし」「服装指導なし」「中間・期末テストなし」「クラス担任制なし」という、常識破りの指導をされていた先生です。(今は確か横浜創英高校というところの校長先生だったかな?)
そんな工藤先生がリスナーの質問に答えていく形式のルームでした。
僕が印象に残ったやり取りです。
元小学校教諭で今は別の仕事をしながらキャリアアップを図り、いずれはまた教員に戻りたい、という方からの質問でした。
「やっぱり学校の先生は生徒よりも学ばないといけないと思うんです。特に今はITを使っていかなきゃいけないから、それを学ぶべきだと思うんですよね。でも周りの先生にはその気がなくて・・。そんなんじゃ日本の教育ってよくならないと思うんですけどどうしたらいいと思われますか。」
ざっくり言うとこんな質問でした。(すいません、記録取れないので細かい文脈は伝わってないかもしれませんが・・)
工藤先生は
「とっても熱い気持ちをお持ちで頼もしいです。ただ、先ほどから聞いていると『~しなければならない』『こうでなくてはならない』という言葉が多いように感じます。それだとみんなとっても大変だと思うんです。それよりもそれぞれが自分の得意なことで活躍するような組織のほうが魅力的なんじゃないかと思うんです。」
という趣旨のことをおっしゃっていました。
僕自身、質問者の方と同じような考え方をしてる部分があったので、自分自身すごく反省しました。
知らず知らずのうちに生徒さんたちにそういったことを求めていたのではないか、と。
テストの点数を上げることって実はそんなに難しくありません。
いろいろ方法はありますが、学習量を管理すること、と一言で言えると思います。
塾の授業の後の復習に宿題を大量にやらせ、内容をチェック。テスト前には対策プリントをできるまで何度も繰り返しさせる。などの管理です。
それを徹底させられれば割と簡単に誰でも成績は上がります。本当に簡単です。
でもそれって本当の意味での学力がついたと言えるのでしょうか。
これが本当の意味では詰め込みだと思います。
学校の教科の勉強は、「正解がちゃんとある」勉強です。
でも私たちが社会で生きていく上で必要な力は「正解できること」ではありません。
正解がない問題に対してどういう答え(納得解と言いますが)を出すか、ということです。
話がそれ過ぎましたwww
ここを掘り始めると本が一冊書けます(笑)
とにかくその人のいいところを見つけようとする姿勢を工藤先生に感じたって話です(笑)
私もそういう先生でありたいと思っています。
(まったくまとまりのないブログになってしまいましたwすいません。)