今日は中学校の卒業式でしたね。
卒業されたみなさん、おめでとうございます。
進路は様々ですが、新しい環境で新しい自分と出会えるのは素敵なことだと思います。
さて今日は成績アップのために塾ができること、についてお話してみようと思います。
言うまでもなく進学塾でも学習塾でもどう名乗っていても、塾の目的は「学力アップ」だと思います。
志望校合格も学力アップが前提でしょうし、学校の成績が上がるのも学力自体が上がることが必要です。
(ややこしいかもしれませんが、ここはちょっと分けて考えてます。気にならない人は気にしないでくださいw)
では塾が学力アップのために何をするのか、ということになります。
一般的にイメージされるのは「問題の解き方を教える」ということでしょう。
もちろんその通りです。でもそれだけで学力がアップするのか、というのは疑問があります。
その問題が解けるようになったら同じ問題は解けるでしょう。
ですが、ちょっと形を変えたり別の角度で聞かれたりすると同じように解けるでしょうか?
必要なのは何かしら問題にぶつかったときに、その問題をどうとらえるのか、どこに注目するのか、なぜそうかんがえるのかなどを自分で考えることです。
多少その問題の正解に辿り着くのに時間がかかるかもしれません。
ですが、そうして自分で納得して答えを導き出せるようになったら、ちょっと形を変えたり別の角度で聞かれたりしても、自分で答えを導き出せるようになります。
この二つを比較すると、一つ目のパターンだとその問題を解決するのに「1」の時間がかかるとして、他の問題はできるようにならないので学力は「1」向上した、と考えられます。
それに対して後から述べたパターンだとその問題を解決するのには下手したら「3」くらいの時間がかかるかもしれませんが、他の問題や応用にも強くなるので学力が「5」とか「7」とか、うまくいけば「10」くらい向上してるかもしれません。
はるのきが考えている学力アップは後者のパターンなのです。
「こうやって解くんだよー」と言って教えるのは簡単です。
でも「これどうして間違ったの?」「何に気付いたらできてた?」「次はどこに気を付ける?」と尋ねることで、学びをその問題だけにしない、という声掛けを心がけています。
話が少し脱線するかもしれませんが、昨日初めて授業をした生徒さんと面談をしました。
その子は別の塾を辞めてはるのきに通うようになってくれたのですが、「前の塾はどうだったの?」と聞くと
「質問しても答えを教えてくれるだけだった」と言うのです。
今日の話の前者のパターンよりさらに質が悪いと思います。(口が悪くてすいません)
その先生に言っておきたいのですが「生徒は見透かしてますよ」ということです。
塾にとって生徒さんは「金儲けの道具」でも「実績アピールする道具」でもありません。
一人ひとりが大切なお子さんです。
すいません。なんだか熱くなりすぎました。
いろんなアカン塾の話を聞いてちょっと悲しくなってしまいまして…。
何を書くか決めずに書き始めてるのでこんな感じでした(笑)
でも本音です。
完全に余談ですがこういうシーン好きですw