定期テスト前で自習をしている生徒が多い時期です。
はるのきは定期テスト前は、はるのきで選択している科目以外の勉強をしてもらってもOKです。
なので普段その子がやっている姿を見られない科目の勉強の様子を見ることができます。
やっぱり英語や数学を選択している子が多いので、理科・社会の勉強している様子は僕も注目してしまいます。
そんな中で「オレ社会だったら20点は取れます!」と頼もしい(?)発言をしてくれた生徒さんがいます。
数学をやってますが、点数はご想像にお任せします。
その彼に社会のプリントを作ってあげたのを渡していたのですが、「1時間社会の勉強をしました!」と言うので、一番簡単そう(単純に暗記すれば取れそう)な問題を指差して「これは答えられる?」と聞いてみました。
「それは無理っスwww」(とっても爽やかにw)
んーーーーー・・・
「じゃあ何か覚えた?」と聞くと「(地図を指差して)この辺に海があるっていうことは・・・」とか。
これを読んでる人を代表してツッコミを入れますと、「この辺に何があるか?→海!っていう問題見たことある?」ですw
プリントには問題が並んでいるのに、問題と解答を覚えるわけでなく、地図上のどこに海があるかを勉強してるんですね。
これは実は笑い事ではなく、本気でどんな勉強をすればテストで点数を取れるか分かっていないんですね。
(もちろん学校のテスト勉強でないなら、そういった興味のあるものから勉強することはいいことだとは思っています。)
彼に教えたのは「テスト勉強で問題を解く勉強をするというのは『同じ問題を解けるようになること』が目的なんだよ。」ということです。
厳密に言うと多少ひねりを加えられるのですが、全く同じ問題が次にできるかどうかが彼にとっては第一歩なのです。
それが分かっていない生徒さんは少なからずいます。
もしお子様が20点くらいで全く伸びない、というのをご心配されているようでしたら、「そもそもどんな勉強をしているか」「何を勉強しているか」少し観察してみてください。
大人から見たらビックリするような勉強をしていることは少なくありません。
それを頭ごなしに否定せず、「何の目的で勉強しているのか」をつないであげるよう指導しています。
届いてほしいなぁ・・・