各中学の定期テストが迫ってきました。
テスト前なので教室で自習する生徒さんも増えてきました。
今日は中学3年生の数学のお話です。
48の2乗を工夫して解きなさい。という問題です。
数学の得意な方ならお分かりかと思いますが、48を50-2と考えて乗法公式を使って解きましょう、というのが解き方1です。
数学の苦手な生徒さんは「どうやって工夫していいかわかりません」と言います。
「じゃあ48×48すれば?」というとたいてい生徒さんはハッとします。(解き方2のやり方ですね)
もちろんこれ自体には問題はあります。
もし解く過程を書かなければならないなら×になるでしょう。
乗法公式を使ったやり方を理解できてないので、それはもちろん指導します。
ですが大事なのはそもそも48×48が解けるのに、「くふう」のしかたが分からなくてこの問題を空欄で出してしまう、ということです。
完全に「手段」と「目的」が逆転していますね。
まあそもそも解き方がほぼ決まってる時点で「くふう」じゃないと思ってます。
この問題、正しくは「乗法公式を利用して解きなさい」だと僕は思ってるんですけどね・・(笑)
本当に工夫するっていうことは、解き方が決められていることではないですよね。
そういう部分を生徒さんには理解していただきたいと思っています。