よく「やる気にします」という塾があります。
僕はそのセリフはあまり使いません。
そもそもほとんど子どもたちは勉強に対しての「やる気」は持っています。
「いやいや、うちの子はやる気ゼロやで」と思った方もいらっしゃるかもしれません(笑)
どういうことかというと、「テストでいい点を取りたい」ということはみんな思っているってことです。
つまり「勉強するのは面倒だけれど、テストではいい点を取りたい。」という程度のやる気は最低限持っているのです。
「そんなんやる気とは言わない」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
ではどの程度のやる気ならやる気が「ある」ということになるのでしょう。
「毎日5時間勉強してる」としても、「6時間勉強できる」と言われたらどうでしょう?
ちょっと極端ですが、本来持っているやる気を「ない」と言い切られるのも同じように極端です。
大人にできるのは「やる気を出させる」ことではありません。
「やる気を邪魔しない」ことだと思います。
まあそもそもやる気にならなきゃいけない理由もありません。
野球が大好きな人にやる気を持ってサッカーの練習をさせるのって難しいですよね。
それと一緒です。
ただ勉強は全員が必ずすること(しなきゃいけないこと)として、この社会がルールにしているっていうだけです。
じゃあどうやってそんなにやる気のない勉強をするのか。
それは後編に続く・・ということでw