タイトルの通り、大阪府教育庁から公立小中学校でスマートフォン(スマホ)の持ち込みを認めるとするガイドラインの素案が出た、という記事が出ていました。
今までも一部保護者からの要望などでスマホの持ち込みを認めることはあったそうですが、学校がスマホを預かって管理していました。
今回のガイドラインの中では生徒がスマホを管理するそうです。
みなさんはどう思いますか?
実際に心配の声が多いようです。
わたしももちろん心配です。
とはいうものの、スマホは今後、生活に切り離せないものになっていくことは間違いなく、災害時などにもスマホでは連絡がとれたという報告もあるくらいですから、持ち込み自体を今後は少しずつ認める方向に進んでもよいかとは思います。
問題なのは「生徒は我慢できない」ということですよね。
きっとこそこそ学校でスマホを触る子たちがたくさん出てくるのでしょう。
また、ご自宅でスマホを禁止しているところもあるようですが、学校でみんなが使っていると使いたくなる。だから心配!という声も多いようです。ごもっとも。
日本では「みんな同じ」にしようとする圧力のような空気がとても強いと感じられます。
これは「同調圧力」という言葉で表現されることがあります。
実際にみなさんも「本当はしたくないけど、みんながしてるからしかたなく」していることってあるんじゃないでしょうか?
大人もですw
私はそもそもこの同調圧力が問題だと思っています。
「空気を読め」という日本語は今や「多数派につけ」という日本語とほぼ同じ意味になっていると思いませんか?
それって自分で考えずに他人の考えに合わせておきなさい、ということです。
つまり「はるのき」が目指す「自ら考える力」とは正反対の行動なんです。
「みんなに合わせる」の「みんな」って実際は何人だと思いますか?
多分1,2人です。それにとにかく同調している、もしくは反対しないだけの人たちが同調しているように感じてしまう、というのが現実です。
「みんなに合わせておけ」と他の人に思ったことは少なくても、「みんなに合わせてしかたなく」の経験を持っている人はとっても多いんじゃないでしょうか?
ちょっとスマホの話から脱線しましたが、今の子供たちはきっと「みんな持っているから」という理由で欲しがります。
そこで「とにかくダメ」という前に、どうしてその子がスマホを持ちたいのか、スマホを持ったら何をしたいのか、という本当の理由を聞いてみてはいかがでしょうか?
意外と「あれ?僕、ホントはスマホいらないな」となるかも…。(あんまりないかな…w)
はるのきはスマホ持ち込み可です。
授業中は取り出し禁止ですが休憩時間は使用可です。
ラインしようがゲームしようが他の子の迷惑にならなければ構いません。
大事なのはそれが他の子の迷惑になったときに何がよくなかったのかを考えることです。
起こらないようにして考える機会が減る必要はないのではないかと思います。
まあ把握できないほど教室が広いわけじゃないっていうだけなんですがwww
補足ですが、学校のスマホ持ち込みは現段階では難しいと思っています。
上記の同調圧力について、もう少し広い認識がされたり、ライン、ネットなどとの付き合い方(メディアリテラシー)などの学習がもう少し進めばよいのですが…。